一次エネルギー消費量の判定

一次エネルギー消費量計算の対象

一次エネルギー消費量は、以下のエネルギー消費量を合計したものです。

以前の省エネルギー基準は、暖房、冷房に使用するエネルギーの省エネルギー性能に関するものでしたが、今回の改正では給湯や照明などの設備も一次エネルギー消費量計算の対象となります。
また、太陽光発電やコージェネレーション設備による発電量も考慮することができます。

一次エネルギー消費量の判定

評価対象となる住宅において、設計一次エネルギー消費量が基準一次エネルギー消費量以下となることが求められます。
この場合、家電等に係る一次エネルギー消費量は、設計一次エネルギー消費量と基準一次エネルギー消費量の両方に同じ値が加算されます。

一次エネルギー消費量は、「国立研究開発法人　建築研究所」がインターネット上で公開している「エネルギー消費性能計算プログラム（住宅版）」を使用して算定します。

このプログラムに必要なデータを入力し計算することで、一次エネルギー消費量を求めます。
入力するデータの中には、あらかじめ計算して準備しておかなければならないものがあります。
また、基本的には多くの省エネルギー手法を使うほど、入力するデータが多くなります。