省エネルギー基準(省エネ基準)では、部位によって計算方法が変わるため部位を分けて設定します。
エネボスの部位には以下の部位があります。
・グループ
・外壁
・窓
・ドア
・天井
・屋根
・床
・基礎・土間床
なお、同じ部位でも断熱仕様が変わる場合、方位が異なる場合、隣接空間が異なる場合などは分ける必要があります。
たとえば、外壁で大壁と真壁で断熱仕様が異なる場合は分けて設定する必要があります。
ここでは各部位の入力方法についてご説明します。
住宅
グループ
グループは部位をグループ分けする機能です。
グループ自体は計算には影響しませんので、グループを使用しなくても部位の入力は可能です。
グループ分けすることで、部位リストの表示が見やすくしたい場合などにご使用ください
たとえば、階ごとにグループ分けしたい場合は、グループを二つ追加して一つを「1階」もう一つを「2階」とすると、階ごとに部位を登録され見やすくなります。
追加できる場所
グループは「住宅」、または「グループ」の下位に登録できます。
タイトル
グループの設定項目はタイトルだけです。
タイトルは入力しなくてもかまいません。
たとえば「1階」「2階」というように入力します。
外壁
窓
ドア
ドアの入力方法は、基本的には窓の入力方法と同様です。
窓の入力方法をご参照ください。
天井
天井断熱の場合は天井部位を入力します。
天井の入力方法は、基本的に外壁の入力方法と同様です。
外壁の入力方法をご参照ください。
外壁との違いは方位の選択がないことです。
また、隣接空間は通常「外気に通ずる小屋裏」になります。
屋根
屋根断熱の場合は屋根部位を入力します。
屋根の入力方法は、基本的に外壁の入力方法と同様です。
外壁の入力方法をご参照ください。
外壁との違いは方位の選択がないことです。
なお、面積は水平投射面積ではなく、実際に外気に触れている面積になりますのでご注意ください。
屋根の勾配を考慮した面積を計算する場合は、「屋根の勾配を考慮した面積を計算」ボタンをクリックすると、水平投射面積と屋根勾配から面積計算式を生成することができます。
床
床断熱の場合は床部位を入力します。
床の入力方法は、基本的に外壁の入力方法と同様です。
外壁の入力方法をご参照ください。
外壁との違いは方位の選択がないことです。
隣接空間は通常「外気に通ずる床裏」になります。
基礎・土間床
線熱橋
線熱橋は鉄筋コンクリート造の共同住宅など、内断熱で断熱材が途切れる場所(構造熱橋)がある場合に入力します。