取得日射熱補正係数

窓は日除け(庇など)の有無にかかわらず、冷房期の取得日射熱補正係数(fC)と暖房期の取得日射熱補正係数(fH)で日射熱取得率(η)を補正します。
計算方法は、日除けなどがある場合、日除けなどがない場合、天窓の場合により異なります。
窓上部にバルコニーがある場合も日除けとして計算します。

窓の上部に日除けなどが設置されている場合は、日除け下端から窓上端までの垂直距離、壁面から日除け先端までの張出し寸法、窓の開口高さなどから取得日射熱補正係数を計算します。
日除けなどがない場合も取得日射熱補正係数は計算しなければなりません。

取得日射熱補正係数の計算方法には、定数、簡略計算法(日除けなどがある場合)、日除け効果係数と斜入射特性を用いる方法があります。


簡略計算法(日除けなどがある場合)

暖房期における1 地域から7 地域までの南東面・南面・南西面

 

暖房期における1 地域から7 地域までの南東面・南面・南西面以外

 

冷房期における1 地域から7 地域までの南面

 

冷房期における1 地域から7 地域までの南面以外及び8 地域の南東面・南面・南西面以外

 

冷房期における8 地域の南東面・南面・南西面

 

日除け

 

y1 日除け下端から窓上端までの垂直方向の距離(mm)
y2 窓の開口高さ寸法(mm)
Z 壁面からの日除けの張り出し寸法 (mm)
(ひさし等のオーバーハング型日除けの出寸法は壁表面から先端までの寸法とする)